4Mar

人はできるだけ簡単なレッテルを貼ろうとします。
そうして、
「あの人は、ああいう人ですよね」
と決め付けます。一度決め付けられたレッテルというのは、そう簡単にはがれることはありません。
そもそも、なぜレッテルを貼りたがるのか?
それは、「あの人はああだ」と決め付けると、もうそれ以降は特に考えなくていいから楽なんですね。
大阪の人はコテコテで、東京の人はおとなしい、とか何とかと言ったような、いかにも単純なレッテルを信じている人もいます。
大阪の人もおとなしい人などごまんとおられるのに。
もっといえば「日本人はこうだ」と一言であらわそうとする方々もおられます。1億人以上もいる国で、そんな一言では成り立つはずもないのに。
人は、できるかぎり簡単なレッテルを貼りたがります。例えば職業などで。
警察官は固いとか、医者はまじめだとか、そんな風に、そうして職業だけで、あの人は「ああなのね」って簡単に決め付けたりもする。
僕はどちらかというと、昔から、真面目というようなレッテルを貼られてきたような気がする。そうしておそらく今も。たぶん分かると思いますが、真面目というのは全然、ホメ言葉ではないんですね。どちらかといえば、つまらない人間というレッテルなのかもしれません。
僕もまあ、こうやって幾十年と生きてきて、何とかかろうじて生きていて、何の成果もなかったけれど、それでも時には自分なりに必死になって人生と闘ってきたんです。
でも、その結果が、
「真面目」
との一言だけだったら悲しいと思うわけです。それは僕だけじゃなく誰だってそうでしょう。だからこそ、あまり人を単純化して見ないようには気をつけたいと思っています。
あと、そういったレッテルをできるだけはがしてやりたい。40歳を超えたくらいからそう思い始めました。できもしないナンパも頑張ってやってみました。もちろん誰にも相手にもされませんでしたけれど、自分に似合わないことをできる限りやろうとしました。インドアが好きだけれども、あえてアウトドアに挑戦とかして乗馬とか、あとパラグライダーに乗って空を飛んだりしました。メッチャ怖かったのでもうできませんけど。
ネイルの学校にも40歳を超えたおっさんだけと通った。不器用だから全然できなかったけれど、でもまあともかく、今の自分とは違うことを何でもいいから行ってみたかった。
単純ではなく複雑でありたかった。
そういう意味では、僕は性感マッサージ師にはあまり向かないかもしれませんが、だからこそ、やってみようと思ったしだいなのです。
あと、どちらかといえば、
「わたしには性感マッサージなど似合わない」
「そんなものを受けるとは誰にも思われない」
そういった真面目な女性の方が、性感マッサージを受ける価値があるように思ったりします。
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