3Mar
僕は、その人のことが分かるということは、
「その人の悲しみが分かる」ことだと思っています。
その人の悲しみが分かってくると、
その人がどういう人なのかも分かってくるし、
その人の人生も分かってくる。
人の欠点を非難したり馬鹿にすることは簡単なことですが、本当にその人のことを分かろうとするならば、悲しみを分かろうとするほかない。
ネガティブかもしれませんが、僕は人間の本質は「悲しみ」だと思っています。
ある人が、
「人間は幸せになるために生まれてきた」
そう言っていたけれど、もしかするとそうかもしれませんけど、もし心の底から本当にそうだと考えているのだとすれば、何だか薄っぺらさを感じてしまう。
人間の本質が「幸せや喜び」であるとするならば、人は生きることにいったいどんな価値があるのでしょうか?
人は本質的に「悲しみ」を抱えながら、それでも明るく、楽しく、前向きに、人を愛し、自分の人生に意味や価値を見出そうと、
「必死になって、もがきながら生きる」
そうしようとするからこそ、生きることが美しく、尊く、そうして価値があるということだと思うのです。少なくとも僕はそう思うのです。
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