26Jul
時々、知恵袋などを見るのですが、毎日、とんでもない数の悩み相談が書き込まれていきます。
そのサイトの悩み相談は、1億以上どころか、数億ほどの悩みが書かれ、さらに、日々、ますます悩みが増殖している。
そうなると、果たしてこの世界から悩みが消えるのだろうか?
と疑問に思ってしまう。
ある本に書かれていたんですけれど、若い男性がどもりで悩んでいて、上手に人と話すことができなかった。
その男性も、どもりさえ治ることができれば、
「彼女も仕事もできて、幸せになることができるのにな」
と語っていた。
カウンセリングやセラピーの結果、その男性はどもりが完治した。
しかしながら、
「容姿が悪いから、彼女も仕事もできない」
などと言い出し、結局、どもりが治ろうが、彼の人生には何の影響もなかった。
そうなると、果たして悩みが解決すれば、人は幸せになれるのであろうかとも疑問に思ってしまう。
僕は、数え切れないほどの悩みやコンプレックスがあるのですが、その一つに、高校生のときに気づいてしまった、女性恐怖症というのがありました。
高校2年くらいのときに、同じクラスの隣の席にいる女性に、話しかけることができないことにある日気づいてしまった。時々、話しかけられても、答えることができなかったんです。そうして、その日から卒業まで、僕はクラスの女性とほとんど会話ができなかった。高校時代に女性と話をした記憶すらほとんどない。
そんな状態でもやっぱり彼女がほしいなと考えつつ、まともに会話ができないのに、できるはずもないなあと、悩んでいました。
大学に入って、このままじゃいかんなと思いつつ、何とか克服すべく、女性率の高い吹奏楽団へ入部しました。
さらに、女性が多いという理由だけで好きでも何でもなかった、クラリネットを吹くことにしたんです。
何とか大学時代に初めての彼女をと思いつつ頑張ってみた。夏には合宿もあったので、楽しかったけれど、彼女を作るという目標は難しかった。
数年後にはクラリネットに可愛いい後輩が幾人か入部してきたけれど、やはり彼女にはできなかった。それもそのはず、自分でもびっくりするくらい、クラリネットの才能がなかった。
僕が4年生のとき後輩から、
「先輩、まさかこれが吹けないんですか? 4年もやっていて」
と本当にそう言われてしまいました。
結局、頑張ったけれど、大学時代に彼女ができることはなかった。そうして、すごく残念ですが、風俗で童貞を捨ててしまったんです。
大学を卒業してから、幾年か経ち、初めて付き合った女性は、年上の占い師でした。
そうして、さらに月日が流れ、30代のとき、僕は大阪でとある吹奏楽団に入っていて、なぜか、サックスを吹いていたのですが、そこで知り合った方と付き合い、婚約までいたったのですが、結婚することはなかった。
そのときに、結婚願望はほとんど失い、おそらく、これからも結婚をすることはないかと思うんです。
それから、さらに月日は流れ、今では性感マッサージ師をしているのですが、そのくせ、未だに女性恐怖症は治っていない。まあ、昔ほどひどくはないにしても。
依頼してきた女性からは、
「不安ですが・・ちょっと怖いですが・・」
とよく言われます。
それと同時に、会う瞬間は僕もちょっと不安だったり怖かったりします。
僕の不安の要因としては、来てくださった女性とうまく会話できるだろうか、とか楽しませることができうるだろうか、といった不安だったりしますが。
これだけはいえるのですが、マッサージを行っているときは、いっさい不安を感じることがないということです。全身刺青の女性も来られたことがありますが、ほとんど変わらず平常心でマッサージができた。まあ、マッサージのプロだったら当然ですが。
性感が終わったころに、不安がっている女性はおそらくこれまで一人もいないと思います。
思った以上に気持ちよかったとの感想もあり、数日後にリピートをしてくださる方もおられますし、こんなものかなと思われた方もいらっしゃるかとは思います。
ただ、性感マッサージでいちばん大切なことは、いかに女性の不安や恐怖心を取り除き、リラックスさせることができるか、どうかであろうかと僕は思うんです。
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