24Jul

今の世の中で、本当の意味においての「自分の人生のストーリー」で生きているというのは、難しいと思う。
たとえば、女性は結婚をして、子供を産んで、子育てをして、というのが、世間一般的は「女性の幸せ像」のような気がするけれど、すべての女性が果たしてそのような一般イメージたる虚像な人生ストーリーで満足するとは僕には思えない。
女性の中には、結婚を望まなければ、恋愛も望まない、もちろん子供もいらない、と考える人もいるはずだけれど、そんなのを心の奥底に押し殺して、世間的な他人から見ての幸福たる人生ストーリーを歩んでいるような気がする。
僕は小学生のとき、親に教えてもらった人生ストーリーは、
「高校は進学校に進み、一流大学へ行き、一流企業へ就職し、結婚をして、家を建てて・・・」
みたいなことだった。もしくは今の時代にも当てはまるのかも知れないけれど。
素直で純粋だった僕は、それが幸福の道だと思い込み、中学からは勉学にはげんだ。もともと、数学や理科が好きだったこともあり、それなりに成績は良かった。
たぶん、進学校に行くんだろうと思っていたけれど、時は、第二次ベビーブームの受験で、これまでにないくらい進学校の倍率は高かった。
学力は十分にあったけれど、プレッシャーに弱かった。
進学校に進めず、早くも、人生のストーリーから脱落してしまった。
それによって兄からのクズ扱いされ罵倒が絶え間なく続いた。
恐ろしいことに、僕の教えられたストーリーは、一度、失敗すると元のルートに戻ることは不可能に近かった。現に二度と戻ることはなかった。
僕の進んだ高校では、国立大学へ進学することすら困難だった。そうなると、次の有名大学進学というのは夢や幻のようになった。
だから僕は、将来のことがあまりにも不安で、高校生のときに尋常がないくらいに悩み、そのストレスのせいか、高校1年の体重が65キロだったのに、卒業するときには90キロを超えていた。今思えばくだらないことで悩まされていたけれど。
そうして、勉学には身が入らず、結局のところ、3流大学に進み、4流企業へと就職し、結婚はおろか恋愛すらほど遠く、かつて思い描いていた人生のストーリーとは、ぜんぜん違う道を進むこととなった。
30代になって仕事の失敗、結婚の失敗、あらゆる不幸が襲いかかって、僕はもう、立ち上がることすらできないほどの病気になった。
何もできない時間が数年続いて人生を諦めかけていた。でも、奇跡的に復活できた。
30代の後半になって、そこから僕は、人生のストーリーを自らの力で創ってやろうと思ったんです。どうせどうあがいたってダメなのは分かっていたし。
それからは転職も意図的に繰り返して、この5年間で15社くらいは勤めたかと思う。それによっての自分の適性を知りたかったというのもあるけど、結局のところ会社勤めは人間関係が全てであることが分かった。
そんなこんなで今年の7月で会社を退職することとなり、今後は正社員にはならず適当なバイトか何かでかろうじて生活をしながら、できれば出張性感マッサージをメインにできればなどとも考えていたりする。
結局のところ、僕にとって、親などの人に与えられた幸福たる人生のストーリーを歩むよりも、
自分らしく失敗して傷つき不幸たる自分だけのストーリーを歩んだほうがいいんじゃないのかと思う。
その方が、少なくとも、これまでなかったであろう、
「今を生きる」
というのを感じることができるだろうから。
ps.7月中の予定は少しずつ埋まってきていますのでお早めに。8月はまだ未定ですが、上旬はたぶん終日予約できるかと思っています。
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