25Apr

先日、ちょっと遠方で性感マッサージの施術があったので、途中のコンビニでコーヒーを買った時のことです。
まあ、車で少し遠くに出かけるときには、たいていコンビニでコーヒーを買ってしまいますね。100円で買えるという手軽さも、ついつい購入をしてしまうポイントかもしれません。
少し余談ですが、
ちょっと前のニュースで、コンビニコーヒーのSサイズを購入しておきながらMサイズを入れるお客さんを現行犯で逮捕したという話がありました。
でも、その現場を想像したら面白いですよね。
恐らくは、店側から、毎回同じことを繰り返すので、それを警察に相談をして、実際にお客さんがSサイズを購入し、Mサイズのコーヒーを入れようとした、まさにそのときに、肩をゆっくりと叩き、
「お客さん、今、SサイズなのにMサイズを入れましたね」
と、尋問をしたのでしょうか。
まあ、笑えるニュースではありますが、店側としたら損害があるので、それは許せない窃盗行為でしょうけれども。
ただ、「SやM」などと書かれているのを見ると、別のことを想像してしまうのは、単なる職業病かもしれません。
「コーヒーをSにしますかMにしますか?」と問われたとき、僕の性癖はMですけれど、お金ないのでSと答えてしまいますね。
それにしても、別に全国ニュースに取り上げんでも、って思いましたね。
で、話は戻りますが、
コンビニに入って、コーヒーを買おうとレジに並ぼうとしたら、おじいさんのお客さんがレジのところで何かとモタモタしていました。
会計をしていて、どうも何か総菜が足りなかったようで、女性の店員に、
「唐揚げ2個って言ったんですけど」
「え?」
「唐揚げ2個って言ったんですけど」
「すみません。すぐに1個を追加しますね」
と、どうも頼んだ唐揚げが1個少なかったようで、後ろに並んでいる僕としては、
(もう、おじいさん、唐揚げ1個でいいやん。)
と思っていました。
それの会計にしても、おじいさんがレジでお金を払おうとしたけれども、セルフレジだったので、どこにお金を入れていいのか分からない感じで、さらに時間がかかっていました。
その行為は、僕だけではなくて、待っているほかの人も段々とイライラとしてきている様子でした。
ようやく支払いが終わって、そのおじいさんが帰ろうとしたときに、何かを見つめだして、また立ち止まっていました。
さっさと帰ってほしいなと思ったそのときに、先ほどしまった財布を取り出して、
「ウクライナ基金」
そう書かれている募金箱に、1万円を少しのためらいもなく入れていました。
しわくちゃになっていた1万円札を募金箱に入れた瞬間、
それを見た刹那、僕はまったく動けなくなって、心の奥から得体のしれない暖かいものが湧き上がるものを感じて、涙がいきなり溢れそうになりました。
そのまま外に出ていかれる、おじいさんの姿を、まるで別人のようにしばらく見続けてしまいました。
ひとり感動に浸っていたら、店員から、「何を買いますか?」と少し怪訝そうに言われて、すぐさま、「コーヒーSサイズ」と言って、あ、このコンビニはRサイズだったことを思い出して、(ややこしいな)ってちょっと感じながら、「Rサイズをひとつ」と言い直しました。
そうして、コンビニを出て車に乗りました。
購入したコーヒーを飲みながら、車のエンジンをかけて、先ほどの光景を思い返していました。
それにしても、なんで、あんなに自分の心が動かされたのかを運転しながら考えていました。
あくまで僕の想像ですけれど、あのみすぼらしいおじいさんは、年金暮らしで自分の生活も苦しいのに、そもそも、1万円あれば、もっと良いものを買えたとはずなのに、そんな中で、報道で見ていた遠い国の苦しみに想いを馳せ、いてもたってもいられず、なけなしのお金を募金されたのかと。
そのおじいさんのおかげで、心も体も汚れきっている僕の中にも、何か人間の崇高さ、というのも垣間見させていただけたと思ったんです。
PS.そういえば、面白いニュースとして、どこかの市町村が、コロナ支援金か何かで10万円を振り込むところ、なぜか約4600万円を間違えて振り込んでしまい、返してほしいと連絡したら、「嫌です。」と断ったことになんだか笑ってしまいました。僕だったら、そんなの怖くてさっさと返しますけど、そもそも、なんで間違えたのでしょうかね。
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