15May
むかし勤めていた会社からの後輩から電話があった。
もう辞めて8年くらい経過するのに、そんな会社からの問い合わせでちょっと驚いたのと、ちょっと懐かしい感じがした。
内容は、
「とある会社のデータが見つからない」
ということで、僕に
「そのデータのことを知らないのか?」
という問いで、そんなことさっぱり思い出すことなどできず、
「わからない」
と答えたんだけど、僕に問い合わせてくれたことがうれしくもあった。
その話のついでに、
「今の会社はどんな状態なん?」
と聞いてみたところ、
「もう、最悪ですよ」
との返答があった。
僕がその会社を辞めるころ、もう毎日が愚痴のオンパレードでした。
休憩時間はひたすら社員同士で、
「この会社はどうしようもないな」
などといい続けていた。
でも、その会社は、僕がこれまで勤めた会社でいちばん給料が良かったし、それに唯一自分の部下がいた会社でもあった。
あらゆる雑用を部下に任しておくだけだったし、難しい仕事は優秀な上司がいたので、その人にやってもらえばいいだけだったので、僕にしては、超ホワイトな仕事だったように思えたりもする。
そんなことをやっていて、よくあれだけ給料をくれていたのかと不思議に思う。
ホワイトだったけれど、だからといって、その会社を辞めたことを後悔しているわけでもない。
その会社は13年ほど勤めた。そこを辞めてから、次々と転職を繰り返した。
1ヶ月くらい勤めた会社から、
「もう、明日から来なくていいよ」
と言われたこともある。
まあ、色々な経験をしたからこそ、あのころの職場が恵まれていたことに気づいたりもする。
そのまま、もし続けていたとすれば、経済的には楽だったのかもしれないけれど、それはどうしようもないほどの不幸だったようにも思える。
むかしの会社は安定していて給料も良かったけれど、今の生活のほうが楽しい。
別にいいことなんてそんなにないけど、それなりに楽しく感じていたりもする。
ここ最近、いろいろと失敗していて、ほんと、自分はダメだなと自己嫌悪していた。
でも、そんなどうしようもない失敗を、またそのうちこのブログのネタにでもしてやれって考えていると、気持ち悪いようなひとり笑いをしながら、そんなことも楽しいと感じてしまう。
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