13Dec
僕は、多くの人のカウンセリングや占いをしてきて、悲しいかな、一つ分かったことがあります。
それは、人は変われないということ。
その問題を解決したように見えても、それでも人は同じような過ちをひたすら繰り返します。
それは、人だけではないく、国や組織や企業などもそうかもしれません。
有名な企業の相次ぐ不祥事。ダメだと分かっていても変わることができない。
以前の会社で、川添さんって先輩がいたのですが、いつも何かしら怒っている人でした。ちょっと失敗すれば、もうひたすら怒り続けるという先輩でした。さらに、入社した新人に、
「お前はこんなんもできないのか」
と、初対面でもひたすら怒る先輩で、それゆえに辞めていく社員は多かったのですが、しかし仕事がかなりできる人でしたので、人間関係でトラブルがあったとしてもクビにはできない存在でした。
僕がその会社に入社したのは今から約20年前の23歳の時。それから13年後の35歳のときにその会社を辞めるのですが、そのときも、怒りっぽい性格はほとんど変わっていませんでした。
つまり、10年以上、その性格は一切変わることがなかった。
僕も、今年の初めに、
「ダイエットを行います」
とブログに書きました。そうして、最初のころはそこそこ痩せることができたのですが、6月くらいにすごくストレスなことがあり、すぐにリバウンドしてしまいました。
やっぱり、変わることができないんだろうな、と悩んでしまいます。
でも、それなりに歳を重ねてきて、分かったことがあります。
それは、変われないけれども、それでも変わろうとすること、それこそが人間であろうかと。
僕はたぶんダイエットはできないであろうなと思いつつも、それでも少しは自分を変えたいとジムに通い続けています。
難しい時代の中で、人間が唯一できることといえば、「もがく」ことなのかもしれない。
自分には叶わないと分かっていて、それでも、あがき続ける。
夢を叶えることに価値があるのではなく、それを叶えようと「もがくこと」のほうに人生の意味がある時代のように、ふと僕はそう思うのです。
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