20Jan
人間の心には、ゴムのように伸び縮みするような弾性があると思います。
ゴムを伸ばしても、手を離せば元にもどるように、人間の心にストレスをかけても、しばらく休めば、また元に戻ります。
でも、ゴムに力を入れすぎて伸ばすと切れてしまうのと同じように、あまりにストレスをかけ続けたら、心というものは壊れてしまいます。
切れたゴムが元に戻らないと同じように、壊れた心が元に戻らないときもあったりします。
大学生ころの友達ですが、その彼はある時から学校にも来られなくなりました。
いったいどうしたのかと思って、周りから事情を聞くと、どうも彼の父親がとても厳しく、それがストレスとなり、身体がおかしくなったようでした。
心が疲れたときには、ゆっくりと休めばいいのですが、その彼は、休めば休むほど、彼の父親から怠けるな、などとストレスをさらにかけられてしまい、
とうとう、二度と立ち上がることができないほどに、心が壊れてしまいました。
彼のお見舞いに一度だけ行ったことがあったのですが、そのときの彼は、ほとんど話すこともできず、自由に歩くこともできず、いわば廃人のようになっていました。あれから30年くらい経過しますが、おそらく彼は、同じような状態なのかとも思います。
そういうことを知り、大学生のそのころの僕は、ストレスというのは怖いものだなと思いつつ、
でも30代の前半ごろに、あまりにも仕事がハードだったり、他にもさまざまなトラブルをかかえたりして、休めばいいものを無理し続けて、とうとう心が壊れたという経験がありました。
幸いにも、2年ほどで、奇跡的に治りましたが、それはただ運が良かっただけなのかとも思います。
そうして30代の後半ごろに、就職活動を行いまして、仕事を再開したのですが、そのときに一つだけ意識していたことは、
「仕事が嫌になったら、さっさと辞める」
ということでした。1週間や1か月で、仕事を辞めたことなど、ざらにあります笑。
嫌な仕事を続けると、心が壊れてしまうことを恐れていました。
そんな中で、今では多少なりとも、自分に合うような仕事を見つけられたのかとも思いますが。
先日、ストレスまみれのお客さんが性感マッサージを受けに来てくださいました。
仕事のことや離婚のこと家庭のこと、さまざまな悩みを抱えたおられたようでした。
おそらく、これ以上無理をすると、心が壊れてしまうような、そんな危うい感じ。
「無理をしないように」と心の中では思っても、そんな言葉は無責任すぎて、かけることができませんでした。
そんな中でちょっとでも、リラックスできたりストレス解消になったりするような施術を心がけて行わせていただきました。
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