16Jan

未病というのは、健康でもなく病気でもないような状態を表すようですね。
未病ということを思い出す出来事があって、それは20年くらい前の、僕が20代のころに働いていた会社の上司のことでした。ものすごく仕事ができて、新入社員の僕にも気を使ってくれたりするほど性格もかなりいい方でした。
その上司が42歳のときの、ある冬の寒い日の朝に、くも膜下出血で倒れました。何とか一命は取り留めたものの、左半身不随になられました。
健康そうに見えていたのですが、倒れる一週間くらい前に、「血圧が200を超えた」という話を笑いながらしていたことを思い出しました。
血圧が200あったということで、決して健康ではなかったと思いますが、特に症状がなかったので病気でもなく、未病であったということでした。そのときに気をつけていたり、ゆっくりと休まれたりしていたら、取り返しのつかないまでの病気になられずにすんだのかもしれません。でも、仕事もできて人が好いのにつけ込んで、みんなが無茶な仕事を押し付けていたという現実はあったので、休むことなどできずに、どうしようもなかったのかもしれません。
まあ、僕も人のことはいえませんで、その上司が倒れた10年後くらいに、仕事を無理して体を壊して倒れてしまって、その会社を辞めることになってしまいましたが。
未病というのは、別に体の健康だけでもないですね。人間関係においても同じようなことが言えるのかもしれないです。
例えば、とあるご夫婦で、奥さんのご主人に対する不満がつもりにつもってきた。これって、ある意味、人間関係における未病ですね。その状態が続いた先に、「もう、顔を見るのも嫌」という風になり、そうなってしまったら人間関係の改善も無理ですね。どう考えても。そばにいるだけでも嫌であれば、どんなことを行ったとしても、それは末期の病気と同じで施しようがない。ということは、未病のとき、なんとか気づいて人間関係を改善すべきだった、ということがいえるのかなって思います。
話は変わって、僕は以前から免疫力に関する本を読むことが好きでした。
ほとんどの免疫系の本に書かれていたことで、免疫力が低下する主な要因は2つあり、それは、
「ストレスと体の冷え」
ということでした。
体温が1℃低下すると、免疫力はかなり低下するようで、ガンなどを防ぐには、まずは体の体温を高めようということが書かれていました。
あと、ストレスが高い状態が続きますと確実に免疫力を低下させますね。
ストレスが溜まり自立神経が乱れて眠れなくなったりしますと、体だけでなく心の不調にもつながっていきますね。
慢性的なストレスのある状態というのも、「未病な状態」なのかなと思ったりしますね。
ストレスが溜まると血管が縮まって血流の流れが悪くなります。
あの上司も、仕事がたまりに溜まっていて相当なストレスが高まっていた状態であったことは間違いないですね。
まあ、ストレス社会の今は、ストレスをなくすことができないので、それを解消するすべを持っていることが大事なように思います。
僕が整体を教えてくれた先生がいまして、整体というのは、「未病の状態を正す仕事」と教えて下さりました。
整体で、ストレスで凝ってしまった体をほぐして、コリを解消して血流やリンパの流れをよくして体の体温を上昇させ、結果的には免疫力を高めていくことになります。
僕の性感の施術の目的のひとつとしては、ストレスを軽減させるということもあろうかと思っています。
今は、自粛して密をさけることが問われていますね。もちろん、それも大事ですけれども、そういう状態の中で、ストレスを時には解消させて免疫力を高めていくことで病気になりにくい体になることも、ともに大切なことのようにも思います。
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