27Dec

ときどきお客様から言われることがあって、
それは、「中イキというものを経験したい」ということです。
それは、どういった状態かと一言でいえば、「快楽で理性を失っている状態」ではないのかと思うのです。
いわゆる、頭が真っ白な状態ですね。
1回めの施術でも、それに近い状態になる場合もあれば、そうにはならない場合も多々あります。
それは、どうしてかということを、マラソンに例えてみたいと思います。
たとえばですが、
「マラソンで42.195キロ完走できますか?」
と言われた場合に、
「できますよ」
という人もいれば、
「できない」
という人もいると思います。むしろ、できないという方が多いのではないのでしょうか。
ただ、できないと言った人も、練習を繰り返していけば、できる可能性がありますよね。
まずは、できる距離から、とりあえず1キロだけでも走ってみる。それを完走できたら、今度は2キロ、3キロという風に距離を増やしていけば、時間はかかるかもしれませんけど、なんかできるような気がしませんか?
まあ、中には、もともと基礎体力が高くて、練習なんてしなくても、マラソンを完走できる方もいますよね。
中イキというのも、ある意味、感じやすい体質であれば、かんたんに深くイッテしまいます。
ただ、これまでほとんど感じたことがない人にとって、いきなり深く中イキしたいということは、「体力もないけれども、マラソンに完走したい」、というのと言っているのと同じです。
じゃあ、どうすればいいのかといえば、マラソンの練習と一緒で、小さな一歩を踏み出してみる。
小さな一歩というのは、どういうことかというと、たとえば、
「体の気持ち良さを感じる」
ということです。まずは、まずはそこからです。
だって、体の気持ちよさを少しも感じられないのでしたら、理性を失うほどの快楽を感じるなんて、とうてい無理でしょう。
もっといえば、
「自分の体に心を向ける」
ということですよね。
いちばんダメなのは、「強く中イキしたい」と思うことです。
心のなかで、「中イキしたい、中イキしたい」と思っていて、
「それって心地いいですか?気持ちいいんですか?」
と思ってしまいます。
どうせ考えるのであれば、仮に中イキをしなくても、マッサージを受けながら、
「体が気持ちいいところがあるとすれば、それはどこだろう?」
と、常に体に意識を向けるということですね。
中イキを経験している人は、常に、体の気持ちよさに意識が向いています。言うまでもなく。
僕の施術は、できるだけ全身の愛撫というのを心がけています。それというのも、人によって性のトリガーの箇所というのが違ってくるからです。
そのトリガーというのは、一瞬、クラっとするほどの快楽を受けるポイントです。
多くは、クリがそのトリガーになるのですが、人によっては、背中や首、お尻、肩甲骨(笑)だったりします。
体の感度を徐々に上げていくというのが、ある意味、常道ですが、それでは上手くいかない場合もあります。
その理由の多くは、「どうせ私はイカない」という無意識的な自己暗示です。
それに関しては、ぼくにはどうすることもできないです。
まずは、難しいことを考えずに、「自分の気持いいところな何だろう?」とちょっとだけ考えてみて、それを彼氏などに伝えてみてはどうでしょうか?
PS. 今の時代に、特に女性が「自分の体に心を向ける」というのは、とても難しいように思います。心がさまざまなところに向かっていて、それは家庭だったり、近所付き合いだったり、子供のPTAだったり、姑であったり、お金だったり、自分の仕事だったり、と。
まずは、「体がリラックス」することからが大切なのかもしれません。そのためにも、まずはマッサージをして、できるだけリラックスをしていただきたいと思っています。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。