16Jun
ずいぶん古い映画ですが、「ショーシャンクの空に」というのがあります。
20年以上前ごろ、友達の奥村君が「この映画いいよ」と言っていたので、レンタルビデオ屋で、それを借りて見たときが最初で衝撃的でした。もちろんDVDではなくビデオでしたが。
それ以降、何度もこの映画を見ました。レビューを見ると、友情を描いた映画との評価もありますが、それを何度も見て想ったことは、
「小さなことをコツコツと繰り返した先に、大きな奇跡が起こる」
ということを伝えたい映画かと思いました。あくまで僕の個人的な感想なので、人によりけりでしょうけれど。
例えば映画の中で、刑務所に図書館を作りたいと思って主人公が役所に手紙を出すシーンがあるのですが、週に一度くらい手紙を送り続けた結果、予算がおりたときの彼のセリフが、
「たった3年で、では、今度は、週に3回手紙を送ろう」
という感じで、(このさらっとした言い方が僕の感動のポイントで)さらに送り続けた結果、予算は倍増されていました。まあ普通、無視され続けた手紙を何年もコツコツと送り続けることなんてできないですよね。
それから映画の最後の方に。
「彼は、30年はかかると言ったことを16年で成し遂げた」
という風なセリフがありました。ここがまあ、この映画のキモのように思えましたが、小さなことを長年コツコツと積み重ねた先に、最後には、すごい奇跡が起こる、そういうふうに見えてきました。
まあ、長々と書いてきましたが、僕も、性感マッサージを始めたときに、この仕事を、なぜか30年は続けてみようと思ったものでした。というのも続けた先に、もしかすると奇跡が起こるのかもしれないと思って。
今は、2015年から始めて8年目ごろで、それなりに長くやってはきたけど、まだまだ自分の思う理想には「ほど遠いなあ」という感じで、なかなか映画のような奇跡は起こらないものですが、これからも、理想を目指してコツコツと続けていくしかないと思います。
少し話は変わりますが、今から10年くらい前からダイエットを意識しはじめました。
因みに、僕の知り合いで、耳つぼダイエットを始めた方がいたのですが、確かに3か月で10キロ近く痩せたようでしたが、しかし、それを止めた途端に太りだして、今では、ほとんど元に戻ってリバウンドしているような気がします。
そうして、10年くらい前から、ダイエットを始めてみようと思い、そのときは多分、BMIでいえば30~31でした。言うまでもなく肥満で。5年くらい前に、BMIが27~28くらいで、今は、BMI24~25くらいになって標準に近づいてはきましたが、まだまだ理想にはほど遠いですが、これもコツコツと続けていくしかないのかなと思っています。
またまた話は変わりますが。
前々から、ピアノを始めてみたい気持ちがありました。たぶん、これも20年くらい前に、大阪であったジョージウインストンという著名なピアニストの演奏を聞いてからだと思います。
その大阪でのピアノ演奏会は、わりといい値段したのにも関わらず、なんと司会者がいないんです。大学生の演奏会でも司会者はいるのに。演奏時間になると、ピアニスト本人が、正装でもなく普段着で、マイクを持ってでてきて、たどたどしい日本語で「コンバンバ」なんて言いながら挨拶を始めました。そのときに、僕の席の近くにいた人が、
「あの人、シャツがでている」
みたいなことを言ってきて、確かにシャツが出ていたので、周りで笑いが起こっていました。そんな喧騒とした中で、彼がピアノを弾くと、ただただ、あまりにも音色の美しさに驚いてしまいました。その音色に憧れてピアノを始めたいと思ったのかもしれません。
そうして、その演奏会から、時が20年くらい流れて、ようやくピアノを実際にやってみようという気になりました。
今から半年くらい前に格安の電子ピアノを購入してから、この約半年間、1日20分くらいの練習をほぼ毎日続けて、まあ、めちゃくちゃ下手くそです。因みに、今は「カノン」という曲を、あのときジョージウインストンが演奏していた曲を練習しているんですけれども、これが激ムズでまったくできていないですが、これも10年くらい時間をかけて、ただコツコツを続けていくことくらいですね。
あと、性感を始めた同時くらいに、文章がうまくなりたい、ということも思い始めました。だから、この誰も読まないであろうブログだけれどもできる限り一生懸命、魂をこめて書き始めました。
因みに、文章がうまいというのは、具体的にいえば、読んでくれた人の心に何か感じるものを与えられるかどうかだと思います。もっといえば、言葉だけを用いて、
「性感とか施術がうまい下手なんて、どうでもよくて、この人に会いたい」と思わせることができるかどうかとも思っています。
時々、何かを続けても、結局、何も成果がでないなあと感じるときがあります。予約してくれても半分くらいキャンセルになったり、ダイエットにしても気を抜いたりすると太っていく一方で。
そんな落ち込んだ時に、「ショーシャンクの空に」を見ることがあります。見るたびに、やっぱり続けた先にしか奇跡は起こらないだろうなと継続していく勇気をもらえます。
PS1.因みに、ショーシャンクの空に、の映画で、刑務所の屋上で、みんなでビールを飲むシーンがあるのですが、あれはいつも心に響いてしまいます。
PS2.むかしの映画館って、一度、映画館に入れば、何度も見ることができましたね。これも20年くらい前に、マトリックスという映画が、すごかったのと分からなかったこともあり、結局、映画館で続けて3回は見たという記憶がありました。
PS.3 サクラダファミリア(冒頭の写真)というのは、1882年に着工して、2023年の今もなお、造り続けているようですね。
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