24Oct
囲碁や将棋では、もう人間が敵わないくらいコンピュータが強くなっていると聞きます。
それもそのはずで、強いコンピュータ同士が24時間休むことなく戦わせて、その棋譜から、これまでにない新しい手を生み出しているようで。
そんなことをされると、もうどんな天才棋士が現われたって、コンピュータに勝つことなどできないでしょう。
コンピュータの方が圧倒的に強いのだから、人間同士の対局に誰も興味を示さなくなるかといえば、おそらくそうはならないと思うのです。
例えばマラソン。平均速度は20キロほどで走る。どう考えたってバイクや車といった機械の方が速い。
もし、マラソンが速さを競うだけでしたら、きっとすでになくなっていると思う。
ずっと以前のオリンピックのマラソン大会で、ふらふらになりながら、ゴールをした選手が印象的でした。
ネットで調べると、アンデルセン選手でした。
この動画を見ると、なぜか感動します。
大した記録でもないのに、金メダルの選手の方がすごいのに、そんなことが分かっていて、それでも、アンデルセン選手に感動してしまうのです。
今後、どんな人もAIやコンピュータには敵わない時代がやってくると思います。
そんな時代の中で、強さや能力以外に求められるもの、それは、
「人間らしさ」
ではないのかと思うのです。
先ほどのアンデルセン選手のように、負けるのが分かっていて、それでもゴールを目指してしまう、はっきりいって馬鹿みたいな。
人間らしさというのは、一概には言えないけれども、失敗したり挫折したりどうしようもなく悩んだり、など、決して機械にはできないような無意味な感情や行動みたいなものかもしれません。
どうしようもない挫折の中に、人間らしさみたいなものが、滲み出てくる。
何となく思うのですが、性感マッサージ師に今後求められるもの、それは技術そのものよりも、その人の、「人間らしさ」といったようなもの、そんな気がしてしまうのです。
うまくいえないけれども、人間らしい施術にこだわりたい、そう思うのです。
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