29Jan

むかし、僕が中学生か高校生のころに、「北斗の拳」という漫画がある程度、男性に人気がありました。
その主な内容は、主人公のケンシロウが、「アチャー(ノ∀`)」と言いながら敵の秘孔をついて、
「お前は、もうすでにしんでいる」
という超有名なセリフがあり、秘孔を突かれた敵がケンシロウに向って、
「てめえ何を言ってやがるんだ」と言い終わったくらいに、
「うああ」などと言いながら血を噴き出して倒れていくシーンが、いつものパターンでした。
学生のころにリアルタイムで、その漫画を読んでいましたが、その当時は、それほどそのアニメが好きだったわけでもなかったのですが、友達のKくんが、妙に北斗の拳にインスパイアーをされていて、「アチャー(ノ∀`)」と言いながら、秘孔を突くというか僕を攻撃してきて、「お前は、もうすでにしんでいる」ということを何度も繰り返してきたので、ただただ相当うっとうしかったことを覚えています。
社会人になってから、北斗の拳を読み直すことがあって、そのときにようやく北斗の拳の面白さが分かってきましたね。
ちょっと前に鬼滅の刃の映画を見まして、なんとなくですが「北斗の拳と鬼滅の刃」が、重なって見えることがありました。
主人公が揺るぎない正義と優しさがあってそれでいて強い。さらには、愛する女性のために闘っているなど。
ただ、ヒーロー像というのは、この30年くらいで変わってきているのかなって思います。ケンシロウは筋骨隆々でいかにも強そうで、ただ炭次郎は、なんとなく鬱々としていて感じでしょうか。
あと、似ている点といえば、共にグロテスクなところですね。僕は、鬼滅の刃というのは、映画でしか見たことがないのですが、思っていた以上に残酷だったように見えました。ただ、両方とも最後には感動のシーンで終えるというのも、わりと似ていましたね。
例えば、ホラー映画というのがあって、それは怖いというのが前提なので、だいたいの方は、無意識に身構えてそれを見るので、「こころ」にはそれほど大きな影響がないのですが、いい映画だと思ってみると、それが「こころ」にすっと入ってしまうと思うんです。
鬼滅の刃の場合には、首を切ったり絞めたりというシーンが多々にあるのですが、ただ、それが残酷な映画だと分かって見ると身構えるのでそれほど問題ないのですが、いい映画だと思うとそれ(クビを切っているシーンなど)が、ふっとこころに入り込むと思うんです。
もちろん、大人が見る上ではなんの問題もないのですが、でも、小学生やそれ以下の小さな子供、つまりはこころが、まだまだ未発達な状態な方にとっても相当な人気があるとすると、それがゆえに問題なのかなって考えたりしました。
さて、なぜか前置きが長くなりました。
「あなたは、すでにイっている」ということを書きたいだけなのに、なぜか、かなり脱線してしまいました。
例えばですが、カリスマ占い師がいるとしますね。
わりと、そのカリスマ占い師に会った瞬間に、「ああ、この人によってわたしは良くなる」と、そうなる場合があります。もちろん、全てではないですけども。
なぜ、話を聞かないうちに、出会った瞬間によくなることがあるというのは、どういうメカニズムかというと、それは、そのカリスマ占い師が、
「過去に数千人、数万にという方々の悩みを聞いてきたから」
ということをクライアントが無意識的に感じ取って、それがゆえに、会った瞬間に良くなるってことがありますね。
これは、何もそれほど不思議なことでなくて、
例えば、カリスマ経営者がいるとしますね。ある本に書いていたのですが、その人は、スーパーなどの店に入った瞬間に、ほぼすべてのことが分かります。その店の問題点とか売上とかも。
それはなぜわかるかといえば、「幾千もの店を見たり経営したりしたから」ということでした。
僕の性感師としての理想は、その方の体に触れた瞬間に、
「あなたは、もうすでにイっている」
という状態になるということですが、言うまでもなく未来の理想です。
そこまでたどりつくことは難しいですけれども、色々と悩みを聞きながら、一人ひとり誠実に対応していく先にしかないだろうと思っています。
最近の漫画で「ケンシロウによろしく」というコメディな漫画を読みました。その作品は、北斗の拳にインスパイアーされて、で、整体師となるという話でした。
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