5Nov
おそらくですが、こういった性感の仕事をしている人なら、一度は経験をしているかと思うのですが、予想をはるかに越えて女性を感じさせることが不思議にあるということです。
いつもと同じような施術をしているだけなのに、常軌を超えて感じさせ続けている。
中イキとか脳イキとか、そんなふうなキレイな言葉よりも、「狂イキ(くるいき)」という言葉が似合うくらい、狂うほどに感じイキ続けている。
じゃあ、それが毎回できるのかといえば、そういうものもなく、たいていは、「気持ちよかったね」と笑顔で言ってもらえるくらいで、なかなか、そうはいかない。
むかし、実力以上に感じさせたことがあって、それを自分の実力だと勘違いしていたころもありましたが、今では恥ずかしく思います。
今の自分の実力で、もし、そういった狂イキさせたときには、
「高貴に満ちたエロスの神々が、僕の体の中に宿った」
と考えようとしています。
ただ、そういった高貴なものは、すぐに翼を広げてどこかに離れていきますけれども。さびしい限りですが。
しかし悪しきものは、いつまでもどこまでも、まとわりつきますよね。貧乏神とか(笑)。悲しい限りですが。
正直なところ、4年くらい前の方が、より感じさせたことが多かったようにも思いますが、ダメだったことも多かった。つまり、以前は「0か100か」みたいな施術でした。
そのころのお客さんからの施術後のメールで、
「あまりにも感じて、今日も施術をお願いします」(100点の場合)
や
「ぜんぜん気持ちよくなかった」(0点の場合)
といった極端な連絡がありました。
今では、両方とも、あんまりないのかなと思います。
たぶん、以前よりは施術の実力はあがっていますが、でもそれは単に平均点があがっただけ。
むかし50点だったのが、今では60点になった。そんな風にも思うんです。
それと今、お客さんからメールで「問い合わせ」がくるときに、いちばん多いのが「不安です」という言葉です。
もちろん、その不安な気持ちは分かりますので、出来る限り、説明をさせていただいています。それでも、不安が上回るようでしたら、施術はやめておいたほうがいいです。
以前にあったのが、2ヶ月くらいかけて約30回くらいのやり取りのメールで、ずっと「不安です」と言われ続けて、僕も不安になってきました。
(不安な気持ちにさせるために施術を行ってるのではないのに)
そう、心の中で、つぶやくたくなるときもありますね。
そういう不安なさなかで施術を行う場合においては、
兎にも角にも、無難に、無難に、施術を行っていくしかないのかとも思います。
ただ、無難に施術を行っていくあまり、不安は解消されたとしても、たいくつな施術になってしまうのかなとも考えてしまいます。
少し話は変わりまして、
半年くらい前にに映画館で、「FUKUSIMA50」という映画を見ました。
東日本大震災をテーマの事実を元にした作品です。
その映画を見たときに思ったことは、ほんと日本はギリギリだったということです。
ほんらいなら間違いなく東日本壊滅はさけられなかった。現場の50人が、原発事故の場所から逃げ出していたら間違いなく崩壊していました。
でも、最後の最後で日本が救われたことは奇跡でしかなく、それは「人知を超えた存在」が救ったのだろうと僕は映画を見て思ったんですが。
話は戻りますが。
「人知を超えた存在」がある、というテーマに関しては、人それぞれの考え方がありますので、「ない」と言われましたら、「そうですね」としかいえないのですが、ただ、そういう考え方があることによって、この退屈な日常が、ちょっとでも、違った風景に見えるのではないのかと思います。
PS. それにしても、ほんのたまにでもいいので、あのときのような、「エロスの神々」が僕の中に宿ってくださればと、ときどき想うことはありますね。
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