21Mar
たとえばですが、
何か自暴自棄になっている人に対して、
「自分のことを愛しましょう」
と、アドバイスをする人がいたとします。
別に悪いことでもないのですが、でも、言われてできるくらいならはじめから自分のことを愛せたのだと思います。
よくよく考えると、自分を愛することができる人というのは、おそらく、誰かから愛された経験があるということです。
僕が高校時代や学生時代にずっと孤独で苦しかったのは、あまり愛された経験というのがなかったということかもしれません。
20代になって初めて彼女ができたときに、うまくは伝えることができないのですが、自分の実感として、「人から愛されるということはこういうことかもしれない」と初めて感じることができた経験があります。
少し話は変わるのですが、
以前、同じ職場に若い女性がいまして、いつも笑顔で明るく、体から幸せなオーラが出ていることを感じるほどでした。そうして、誰からも好かれていました。
その女性は、きっと環境に恵まれ、両親からもずっと愛されてきたのだろうと感じられます。それゆえに簡単に自分のことを愛せるのだと思います。
自分のことを愛せる人というのは、うまくいえなないのですが、不幸せになるようなことをさけたり、あまり悪を惹きつけないのだと思います。
もう一方で同じ職場に、30代後半のキレイな女性がいまして、性格も優しいのですが、ただ何かところどころに影を感じるような女性でした。おそらくですが、自信がないタイプでうまく自分のことをうまく愛せないのだと思います。
彼女は、明らかにどうしようもない男性と付き合いはじめました。僕も知っていた男性で、一言で言えば「やめておいたほうがいい」という男性でした。そうして、ことごとく不幸になっていきました。自分のことを愛せないというのは、自分のことを不幸にしていく場合もあるのかと思います。
昨今のさまざまな不幸な問題。根本にあるのは、自分を愛せないということなのかもしれません。
でも、どちらかといえば、影のある人の方がいろいろと苦しみ悩むがゆえの人間らしさという、いとしさを感じることがあります。「いとしさ」という言葉を漢字で書くと「愛しさ」となる不思議。
そんな悩み苦しんでいる方に僕ができること。
それは、できる限りの「癒やしのマッサージ」だけで、そうしてそれだけで、少しでも体が楽になって、どうすることもできないその苦しみの中に、かろうじてかろうじて頑張っていただきたいと願っています。
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