22Sep
あるご夫婦の依頼で、指定されたホテルへ行きました。
部屋に入ると、わりと大きめな音量のテレビとライトも赤々とついていました。
ダブルベッドの部屋で、ご主人は立ち上がって挨拶をしてくださり、奥さんは、少々飲んでいる様子で、ベッドで横になって寝ていました。
「では、さっそく始めてください」
と、ご主人から言われて、服を着替え、手をきれいに洗ってから施術を行うこととなりました。
ご夫婦の場合は、あまり奥さんと会話をせずに始める場合が多いので、ちょっとどのように開始するべきか悩みます。
それにしても、テレビの大音量と電気がマックスについた状態だったので、正直なところ、(この部屋の状態で感じるのだろうか)と考えて、とりあえず、
「奥さんに気になりませんか?」
と聞いたところ、特に気にならないとのことなので、そのままマッサージを行うこととなりました。
まあ、明るいままでの性感マッサージというのは、僕はわりと好きですけれど笑、大半の女性は嫌じゃないのかなって思ったりします。
全身が疲れているとのことでしたので、最初に少しだけ指圧のマッサージを行ってから、性感マッサージを施術することに決めました。
マッサージの間に、すぐ隣にご主人がいたので、いろいろと話しをしてみました。
どうやら、かつて性感マッサージを依頼したことがあるようです。
奥さんとしては、ぜひ性感マッサージを受けたいという様子は伺えませんでしたが、経験があったということで、慣れた感じのように思えました。
ただ、しきりに、
「リンパマッサージだけをしてくれたらうれしい」
と言い続けていました。
でも、そんなことはご主人からは許してもらえず、途中からは、ご主人と一緒に攻めることとなりました。
僕としては、もう少し、ゆっくりと攻めたかったのですが、どうも、ご主人に退屈だったのかもしれません。
ここで、はっきりと強く申し上げたいのは、
「僕の性感マッサージは地味過ぎて、見ていて暇です!」
僕は、足だけで1時間くらいマッサージできるので、それを考えただけでも、見ている方が退屈なのは理解していただけるかと思います。
ただ、受けている女性には、退屈をしないようなマッサージを心がけています。
同じような手技でも、タッチの強さや速度を変えたりします。そうすることによって、たいていの女性は、より深く感じていくようになります。
ときどきは、極端に動く動作を遅くしたり止めたりします。何もしないことも、それはそれで焦らしになったりしますね。Mな女性ほど、焦らされることに悦びを感じます。
マッサージを続けていくうちに、ご主人が奥さんに、
「そろそろ、したくなったやろ」
ただ、奥さんは、
「リンパマッサージがいいんです」
そう言っていました。
しばらくの間、
「したいやろ」
「リンパマッサージがいいんです」
と、そう繰り返していました。
奥さんも、マッサージ自体は気持ちいいけれども、最後までは求めていない様子で、それがある意味、自然のような気もします。
こういったご夫婦の意見が分かれたときに、困惑をしてしまいます。
依頼主がご主人で、お金を支払っていただくのもご主人ですし。
ただ、言うまでもなく僕は奥さんの意見を尊重しますね。
そのご主人は、「嫌だと言われると燃えるタイプ」といっていました。
僕は、「嫌だと言われると萎えるタイプ」かなって思います。
結局のところ、マッサージをして終えることとなりました。ご主人は残念そうで、その点は申し訳ないとは思ったのですが。
反省点は多々あります。決していい施術ができたわけではありませんが、でも、こういった状況の中で、自分でできる限りのことは行えたのかなって思います。
PS.体験談を書くとき、当事者に嫌な思いをさせる場合があります。ある程度、そうならないように気を使って書いているつもりですが、もし不快に思われましたら、いつでも削除いたしますので、そのさいはご連絡をいただけたらと思います。
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