18Dec
朝、職場へ行くとき、ガソリンがないことに気づいて、いつもならセルフのガソリンスタンドへ行くのですが、そのときは通勤の道沿いにあったフルサービスのガソリンスタンドへ入りました。
フルサービスなので、スタッフの方がガソリンを入れてくれて、その間に車の窓を拭いてくれました。
まあ、楽チンなのですが、少々ガソリン代が高いのがネックでした。
そうして、ガソリンを入れ終えて料金を支払いました。レシートを受け取り、そのガソリンスタンドを出発しようとした瞬間にスタッフが、
「すごく車を大事に乗られていますね」
と、一言がありました。
スタンドを出発して車を運転し、しばらく時間が経過した後に、ふと自分の車をほめてくれたことが、少しずつうれしくなってくるのを感じました。心がじわじわと温かくなっていく感覚すらありました。
何で、その一言がそんなにうれしかったのか、自分でもよく分かりませんでしたが、しばらく余韻が残るほどにうれしかった。
思い返せば、これまで一度も僕の車をほめてくれる人などいるはずもなく、それなりに古い車なので、「おっさん車」と笑われることすらあったのに、そんな、誰も認めてくれないことをほめてくれたことがうれしかったのかもしれません。
余談ですが、ほめかたのテクニックというのがあります。
それは、本人が自覚をしていないことをほめることです。
美しい女性に、「美しい」といったところで、それほど彼女の心の中に喜びが残るほどではないです。
でも、 誰にも言われたことのないようなほめかたをされるとうれしくなります。
例えば、食事をしているときに、
「美しいお箸の持ち方をして食べますね」
と、その彼女にほめた場合、誰にも気づいてくれない、本人ですら気づいていないことをほめられたとき、人はうれしく感じるものです。
まあ、それはともかく、些細なことでもほめられことが僕にとってうれしかった。
僕も、もっと誰かをほめてみようと、ふとそう思いました。どんなほめ方をしたら相手がよろこぶのかを考えるのも、楽しいことかもしれません。
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