27Nov
11月の初旬ごろ、季節の変わり目のおかげで少し体調を崩しました。
そんなときに思うことはただ一つで、
「早く病気が楽になってほしい」
そう願うだけでした。
でも、それが良くなったとき、
あれだけ回復を願っていたにも関わらず、
治ったからといって、
それほどの幸福を感じることはありませんでした。
いつもの、普通の自分に戻っただけでした。
僕は幼いころ喘息がひどくて、
それが原因で、遠くへの旅行がいけない、
動物を飼ってはいけない、
そんな縛られたルールがありました。
喘息が治ればどれだけ僕は自由に、
幸せになれるだろうか?
とよく考えたものです。
でも、治ってから、いわゆる普通に戻ってから、
さほど、自分が幸せと感じることができないことに、
ふと気づいて驚いてしまった。
むかし、友人が人生を変えたいと言い出し、
それで一ヶ月ほど、インドへ旅行へ行きました。
帰ったときには、
「人生観が変わった」
と言っていたけれども、数ヶ月もすれば、
いつもの友人に戻っていました。
恋愛においても、
どうしても、あの人と付き合いたい、
どうしても、あの人と結婚したい、
そう夢にまで出てくるほどの恋であっても、
でも、実際に結婚したら、どこまで幸せであり続けるであろうか?
幸せというのは、
何かを手に入れたという結果というよりは、
何かを手に入れたいという欲求があるとき、
そういうときのほうが感じられるのかもしれない。
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