5Dec

「よろこび」という言葉には、漢字がいくつかある。
「喜び」と「悦び」と「歓び」といった感じで。
僕はこういった言葉を自分なりの解釈で使い分けている。
プレゼントをもらって喜ぶ。
彼女とセックスをして悦ぶ。
自分が成長した歓び。
たぶん、僕の使い分けは、
物質的なよろこびが「喜び」で、
肉体的なよろこびが「悦び」で、
精神的なよろこびが「歓び」で、
そういった感じで「よろこび」という言葉を使い分けている。
「かなしみ」という言葉にも、いくつか漢字がある。
「悲しみ」や「哀しみ」や「愛しみ」といった風に。
雨が続き悲しむ。
恋人と別れることを哀しむ。
娘が病気になったことを愛しむ。
僕の使い分けは、
何か肉体的につらいことに対しては悲しむで、
自分の感情的につらいことに対しては哀しむで、
愛する人がつらいことに対しては愛しむ、
そういった感じで使い分けているような気がする。
性感マッサージをやっていると常に、
「哀しみと歓び」がある。
肉体的なことだから悦びのような気がするけれども、僕にとって性感マッサージを行うことは、やはり精神的な行為であり、かつて女性恐怖症だった自分を超え成長したいという想いからも、やっぱり性感マッサージを行うことには、絶えず歓びが付きまとう。
もちろん、自分だけが歓ぶのではなく、できるだけ女性に対しても、悦びよりも歓びを与えたいようにと思ったりもする。
歓びを感じながら、でも、哀しみもそこには訪れたりもする。
主婦の方や彼氏がいる方、中には婚約していた方や妊婦の方、遠方の方まで、
きっと、もう二度と会うことのない哀しみもあったりする。
相反するような言葉なのに、僕は性感マッサージを始めてから、
ずっとずっと、
「歓びと悲しみ」を同時に感じ続けている。
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