20Nov

先日、キンドルで本を出版しました。買っていただいた方ありがとうございます!
さて、半年ほど前に「アベマリア」という本をキンドルにて出版したのですが、その本にレビューが書いてありました。ありがとうございます。
アベマリアのレビュー
————–
「中学校に虐められている女の子がいて、
どうやら家庭環境もあまり良いとは言えない状態。
容姿にコンプレックスのある主人公は、
彼女の境遇に一方的に共感するだけで特に何かするわけでもない。
クラスの人気者が主導して全員で彼女を虐めているのを
ただひたすら心の中でウダウダと文句を言っているだけ。
高校進学でみんなと離れてから、
やっと彼女のために一肌脱ぐチャンスが訪れるんだけど、
安全地帯に逃げ込んだ主人公が警察に告げ口するっていう程度。
虐められていた女の子の境遇に踏み込むわけでもなく、
ただただ主人公の独りよがりな心情を描いただけじゃないか?」
————–
この本は僕は中学校のときにあったイジメを題材に本を書きました。大体こんなイジメがあったし、こんな先生たちがいたのですが、一応フィクションです。
確かに僕はイジメられていた女性を傍観していました。僕に力があれば助けられたのかもしれませんが、クラスの大半がイジメに加わる中、残念ながら何もすることができなかったのは事実。
でも、それのほうが現実のような気がします。圧倒的な多数に対して成すすべが何もない。先生といった大人たちですら助けようとしているどころかその彼女のイジメの存在にすら気づかないフリをしていた。
僕は未だに不思議なのは、なぜイジメようとするのか、です。そのイジメられていた彼女というのは容姿も悪く病気もありそうして家庭の環境もよくない。あえてイジメなくても十分にその彼女は苦しんでいる。それをあえてさらにイジメようとするその心が僕には当時も今も全く共感も理解もできない。
まあ、強者が弱者をイジメるという構図は、学校も会社も国同士すらも根の部分は結局のところ同じような気がするのです。
今日は日曜日でしたが、ほとんど何もせずにゆっくりとしてしまいました。やはり依頼があった方が充実感があるような気がします。23日の祝日はまだ予約がなく、24日の平日夜に予約がありました。26日(土)が休日出勤で、27日(日)に1件の予約が入りました。
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コメント
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中学生のとき、そういったものに出くわし、うつを発症しました。刑務所みたいな
場所で、生き抜くのはなかなか大変でした。
ちょうど、おとといお話しさせていただいた、大学や専門学校で教鞭をとられている先生が、最近の子は、「ハブられること」にものすごくピリピリしていて、みていられないくらいだとおっしゃっていました。まだあの地獄がさらにひどくなって続いているのかと、つらくなりました。一触即発のようなところで、子供達は戦っているんですね。
高度経済成長も終わり、社会全体がなんとなく団結して取り組む目的を見失って宙ぶらりんになり、トップは操り人形で支離滅裂、社会全体がまとまっていないことを子供達は敏感に察知し、グループや派閥などそういったものに安定を求めているのかもしれませんね。生きている実感=属している実感なのでしょう。
生まれたらすでに戦場だったと思えば、少しは気が楽になるのでしょうか。
コメントありがとうございます。
日本は70年戦争を行っていませんが、
経済や教育、そういったことで常に競争して、
ある意味、戦場なのかもしれませんね。