愛媛松山で女性のための性感アロママッサージ

元整体師のプロが心地よい癒しの性感マッサージを施術します。

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切なき台風の思い出

   

今、大型で強い台風12号がきているとニュースでやっていた。

僕は台風がくると、あのときを思い出す。

僕が20代のころ、おそらく17年くらい前、大阪で仕事をしていたのだけれど、ちょうど台風がやってきたときに出張が決まった。大阪から広島まで出張だったが、もうすぐ九州から広島あたりに台風が上陸するときに僕たちは広島に向かっていた。

出張へ一緒に行くのは少し苦手だったU先輩だった。彼はどちらかというと損得勘定よりも自分の感情を優先するタイプ。自分中心に考えたり行動したりする人だったので苦手だったし、正直、僕はその先輩から少し嫌われていたような気がした。

大阪から広島まで車で約4時間はかかる。その間、そんなに仲のよくない先輩と狭い空間にいるのは嫌だったし、気分的にしんどかったけれど、仕事だから嫌だとは言えず仕方がなかった。

案の定、車の中では会話は続かず、かといって先輩が運転しているのに寝るわけにもいかず、苦しい沈黙がずっと続いた。途中、インターのレストランで昼食を食べたけど、そこでも特に会話はなかった。僕は沈黙が苦手で、でも話をしてもほとんど相手にしてもらえなかったので、やっぱり少し空気が悪い沈黙が続く。時々、先輩から、

「タバコ吸ってええか?」

「あ、はい」

それで少し窓をあけ、ぷかぷかとタバコをふかす。先輩から

それ以外で僕に声をかけることなど結局なかった。

そうして、広島の現場に13時から入り、先輩とは別々に仕事を行う。約束の時間は17時だったけど僕は作業が遅く、その時間に間に合いそうになかった。17時前にすでに先輩は仕事を終わり僕のところにやってきて一言、

「早くせんかい、帰れないやろが!」

少しいらいらした口調で言ってくるが、そんなことを言われれば言われるほど、僕はあせって作業が遅れる。結局、1時間くらい予定をオーバーして帰ることになった。しかし、高速道路は台風のため封鎖。これでは帰る事ができず、

「もう、泊まるしかないやろ」

そう、ぽつりと独り言のように言い、そうして会社にその旨を伝えるべく電話をかけたが、ある営業の人が、

「その車、明日、使用するんだけど・・・」

そう言われ、先輩は激怒して、

「だったら今から帰るわい!」

そう言いながら、車のスピードをあげ、広島から大阪まで高速道路を使わず下の道で帰ることになった。僕は不安だったけれど、仕方がなかった。

高速を使えないということは、下の道がすごく混んでいた。果たしてどれくらいかかるのか、想像もつかなかった。さらに運が悪いことに、台風は広島から関西の方向に向かっていた。つまり、僕たちと進む方向と台風の進む方向が一致し、さらに速度の遅い台風だったため、いくら進んでも高速の解除にはならなかった。

18時から帰り、3時間たっても道路は渋滞のままだった。

そうして、とうとう一切、車が動かなくなった。そこで、仕方がないのでその場所で前の車が動くまで待つことにした。でも、1時間経過しても車は一向にまったく動かない。さすがにおかしいと思い、先輩が歩いて様子を見に行くと、数台前にあるトラックの運転手が寝ていたことが分かった。さっそく起こし、それから夜も更けてきたのか、少しずつ車が流れ出した。

途中、さすがに先輩が眠くなったらしく、あることを言い出した。それは、

「俺、コーラー飲むと眠気がふっとぶねん」

そこで、近くのコンビニに止まり、その先輩はコーラーを買った。それで本当に眠気がふっとんだらしく、調子を取り戻した。そこで、僕は、

「コーラーパワーすごいですね!」

そういうと、先輩は笑っていた。そこから僕と先輩は意気投合して、いろいろと会話が弾みだした。なぜか、僕の初体験の話をすることになり、恥ずかしかったけれど、勇気を出して告白した。普段なら言わないけれど僕は疲れていたのかもしれない。

「初体験は20歳の時で、それもソープ嬢でした」

そう告白すると、先輩が笑い転げて、さらに、

「40代後半の太ったおばさんが相手で、そうして騎乗位でいきました」

そういうと、先輩は、

「お前、あほやな、あほやな」

そう言って、しばらく笑ってくれていました。

20歳の誕生日までに彼女ができなければソープに行くと僕は決めていた。その前日まで僕は何とか彼女ができないかと、もがいたけれど、やっぱりできなくて、悲しいけれど風俗に行くことになった。そこで、とある大衆雑誌に書かれていた僕の好みの女性がいた店に行くことになったが、その子を指名するのを忘れてしまい、出てきた女は僕の母親と同い年くらいでその人とエッチすることになってしまい、ゴムをつけ、マットの上で、どすんどすんとお腹が揺れていたのを僕は覚えていた。それでも、若さゆえに、いってしまった。

僕は、その店から出たときに泣きそうだった。もし、僕が普通にかっこよかったら、きっと自分の好きな彼女とそういった行為をしていたはずだと思い、やるせない思いの中で帰ることになった。その日が、20歳の誕生日で、その夜は泣きながら眠った。

そんな誰にも言えないような秘密を話すと、なんだか自分を笑えた。

その瞬間、むしろきれいな女性でなくて良かったなどと、そうしてむしろ、好きな彼女じゃなくて良かった、などと、先輩に話しているときに、そんな風に考えている自分がいた。

結局、大阪の会社に着いたのは、朝の5時だった。先輩も僕もへとへとだった。

でも、翌日、僕と先輩が会社でいちばん目立つ存在になっていた。みんなから、

「めっちゃ大変やったやん!」

そう言われて、まるで、ヒーローインタビューにでも立たされているかのように、みんなから質問ぜめがあった。

その無茶を言った営業の人から、

「ごめん、ごめん」

とひたすら謝られたけれど、別に僕は怒る気などなかった。

その台風の日の出張から、U先輩とはずっとその会社を退職するまで仲良くさせていただいた。それゆえ、仕事が楽しく好きになった。

 

確かに不幸だったのかもしれない。初体験がソープ嬢や出張が台風だったことも。

でも、不幸だったからこそ、今ではいい思い出になっているのかもしれない。美しく、そうして切ないほどの。

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